
マインドセットとは、[感情]→[思考]→[行動]の繰り返し
もちろんながらビジネスシーンにおいても、マインドセットは重要な要素であり、成功のカギと言っても言い過ぎではありません。
ここまでの説明で、ある程度分かった人も多いかもしれませんが、マインドセットは[感情]→[思考]→[行動]の繰り返しです。簡単に言ってしまえば、思って、考えて、動くと言う人間の本能とも言えるものですね。
そのため、いくらAIが発達している現代と言えど、マインドセットが影響することは多々あります。全てが機械的にできると言うのなら、正直人間の力など要らなく、全てAIにとって代わってしまいますからね。人間ならではの行動がマインドセットと言うわけです。
では、ビジネスシーンでのマインドセットの具体例をみてみましょう。
営業マンのマインドセット例
営業職を経験したことがある人なら誰もが経験しているはずの「挫折」。ルート営業などではなく、新規開拓の営業などだと、まず断られるのが基本。もう断られ過ぎて、自分の人間性まで否定されているようなマイナス思考になりがちですよね。
しかし、なかなか営業が上手くいかない時、
A.「きっと次は上手くいくさ!10000回ダメでも、10001回目は成功するかもしれないじゃないか!問題点を洗い直して、また明日頑張ろう!」
B.「今回もダメだったか!きっと明日もダメなんだろうな。明日にならないといいな」
C.現実逃避して、仕事の事は考えず飲みにでも出かけてリフレッシュしよう!
この3パターンがあったとします。もちろんどの行動、言動もマインドセットです。もちろん一番ベストなのがAですが、たまにはCも良いですよね。Cを例に挙げると、「今日も営業ダメだった」(感情)→「どうしようか、とりあえず飲んで忘れよう」(思考)→飲みに出かける(行動)というわけです。これを繰り返してしまうと、問題解決になるマインドセットではないので、前には進めない感じですね。
上司と部下の会話
サラリーマンなら多かれ少なかれ色々ある人間関係。なかでも上司と部下は、感情的に衝突したくても我慢するようなストレスの元となることも多いですよね。そこで、よくあるシチュエーションですが、部下がミスをして上司から叱責されるとします。
A.まずしっかり叱責(感情)→何故そうなったのか自己分析を聞く(思考)→同じミスをしないためにどうすればよいかアドバイスする(行動)
B.頭ごなしに叱責(感情)→過去の失敗例を引き出し、「いつもお前は~」(思考)→延々と説教が続く(行動)
C.何も言わず黙ったまま(感情、思考、行動)
どれが良いかは言うまでもありませんが、昔はBのようなタイプが多かったですよね。時代は変わりハラスメントなんて言われますが。こんな時代の変化を読み取って行動を変えるのもマインドセットですね。
余談ですが、こんなBのような人が、退職して世に放たれ、老害と言われているような気がします。余談ですよ。